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小さな貝(スネール)の駆除に貝を食べる魚、クラウンローチをおすすめする理由。

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s-DSC00053水槽内に貝が増えて困っている方も多いと思います。

まずは水槽内に入れないことが大原則ですが、卵の状態や目に見えないような小さな貝が水草などについて水槽に入ってしまうことは多くの方が経験していると思います。

以前にもスネールをキラースネールや仕掛けを使ってまとめて駆除する方法を紹介しましたが、キラースネールはそれほど貝を探し回ってまで食べる印象ではないので多く増えた貝を減らすのにはそれなりの数が必要そうなのと、餌でまとめて駆除する方法では貝によってはあまり餌に寄ってこない場合もあります。

水槽内に水草が多い場合などは完全に手で取りきることは難しい場合もありますね。

貝を食べる魚としてはこちらのスカーレットジェムDSC01184 (1)を導入したことがあります。
この画像は写りが悪く、実際はもっときれいな赤いラインが入った熱帯魚で、あまり泳ぎ回らずおとなしくしていますので気に入っていたのですが、導入後すぐにグッピーの稚魚を食べられてしまい隔離することになってしまいました。

そういうわけでどの程度のスネールイーターなのかは不明ですが、稚貝を食べるという事ですので、増えるのを防ぐことはできるかもしれません。

今回は魚やエビを食べないで貝をよく食べるというクラウンローチを導入しました。

エビを食べないといっても口に入れば食べてしまうでしょうと思いますが、小さいクラウンローチなら小型のヌマエビと一緒でも多くの場合は問題ないようです(稚エビは食べるでしょうけれど)。

クラウンローチはおとなしいうえに貝をよく食べてくれるのは聞いていたのですが、最大では体調が30センチを超えてしまうので今までは導入の候補から外したのです。
しかし、水槽内で飼育している分には10センチ程度の大きさまでしか育たないことが多いといわれていますし、もしも大きくなっても90センチ水槽に数匹なら30センチの魚がいても問題はないと思うので導入に踏み切りました。

90センチ水槽には数種類のスネールがいて、カワニナの仲間のようなスネールも繁殖してしまっていたので2匹、30センチ水槽に小型のスネールが繁殖していたので1匹導入です。

クラウンローチは貝を丸呑みするのではなく貝の中身を引き出して食べてしまう魚です。
見ていると遠くの貝を見つけて食べるわけではなく、鼻先にないと気づいていないようです。

導入した水槽ではあっさり食べるときもあれば、貝の中身を引き出すのに失敗して見失いかける姿も見まかけますが、失敗しても何度もつついて食べているようです。
現在のクラウンローチの体長は4センチ程度で、今のところ1センチくらいの大きさの貝はつついても食べられないようですが、2ミリ程度のスネールを食べているのをよく見るのでこれならいずれ貝は激減するでしょう。
ただ、もしもクラウンローチが大きくなったら小さめの石巻貝は危険でしょう。

比較的臆病と言われているようで、普段は水草の陰に隠れていて姿を見せない事がおおいく、生きているのか不安になることも多かったのですが、貝は順調に減っているようで1週間しないうちに30センチ水槽にいる小さな貝をあまり見かけなくなりました。

それまではガラス面についていた小さな貝を毎日水槽を見る度に5匹くらいは駆除していたのに1週間もしないうちに貝を見かけない日もあるのですから、これは期待以上でした。

このように小さなスネールを食べるクラウンローチですが、カワニナのような蓋のあるタイプの貝は今のところ苦戦していて食べているのかわかりませんので、このタイプの貝の駆除に関してはキラースネールに軍配が上がります。

水槽内のグッピーの稚魚や小型のエビたちも無事ですし、苔とり用に導入しているイシマキガイなども無事ですから、成長すると大きくなることさえ問題がなければかなりおすすめできる魚です。

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