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ブッシープレコの稚魚の飼育

ブッシープレコの稚魚はヤマトヌマエビなどにも捕まりやすく、何も食べずにいるとどんどん痩せて1週間もすると餓死してしまうので、できるだけ隔離して育てたほうが良いと思いますが、コケの見当たらない水槽では、ブッシープレコの稚魚が水槽の中で何か食べているかが気になるところです。
ブッシープレコの稚魚
ガラスにへばりついている稚魚を観察してみましょう。
上の画像の稚魚では、糞が確認できませんが下の画像では少し糞をしているようなので、水槽の中で何か食べるものがあると判断できます。
フンをしているブッシープレコの稚魚

それでもこの水槽ではコケらしいものは何年も見たことがなく、どんどん痩せていくブッシープレコの稚魚を何度も見ているので、今回はあらかじめ他の水槽に産卵箱を浮かせて中を苔だらけにしたものを使って何匹か隔離して飼育してみることにしました。
苔のついた産卵箱にブッシープレコの稚魚を入れてみました
そんなことをしなくてもプレコやナマズの餌なども食べると言う話も聞くのですが、私の経験ではなかなか餌を食べずに痩せて死んでしまう例が多くありました。
同じような経験をした人で、ゼラチンを与えたらうまく行ったという話も聞きましたが、私の環境ではゼラチンに寄るようすは見られませんでしたので今回はコケを与えて育ててみることにしたのです。

エアポンプなどで水を循環する構造になっていない産卵箱は外との水の交換はほとんど行われないので、こまめに水を入れ替え、糞や古い餌はスポイトで吸い取るようにしましょう。
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コケが日に日に減っていくので食べているのが分かりますが、もしもコケを食べているか分かりずらい場合は下の画像のように別の容器に入れてしばらく様子を見ると糞をしているか分かります。
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コケを食べた時の糞の色はやはりコケの色に近いのですが、下の画像では少し白っぽい糞が確認できますので、餌を食べている稚魚がいるようです。

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しかし苔の減り方が激しいので、餌よりもコケを食べているのか、まだ餌を食べていない個体もいるのではないかと思われます。

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結局この中の3匹は餌も食べるようになったようです。


ブッシープレコの繁殖

ブッシープレコは繁殖が容易な魚ですが、繁殖するにはいくつか条件があります。

まずはほとんどの魚と同じで性転換などは行わないので雄雌が揃っていることが必要です。
幼魚のうちは分かりにくいですが、少し大きくなるとオスにはヒゲがあるのがわかるので性別の判断は容易です。

ブッシープレコのオスこちらがオス

ブッシープレコのメスこちらがメスです。
プレコ用のタブレットをかじっています。

もう一つは、産卵場所があることで、筒状のものや何か容器のようなものを入れるか、流木などで囲うようにして隠れられる場所を作るとそこで産卵します。
うまくお気に入りの場所ができると毎回同じ場所で産卵が見られるでしょう。
私の水槽では毎回竹炭シェルターのLサイズの中で産卵が行われています。

次に重要なのは十分なエサを与えることです。
コケや葉の広い水草、他の熱帯魚の餌なども食べますが、フレークなどの餌は底に沈んだものを食べることのなるので、他の熱帯魚に適度な量を与えているとプレコにまわる量は少なくなります。
それでも順調に成長はしますが、経験上餌が少ないとなかなか繁殖しません。
プレコ用のタブレットなどを毎日与えていると繁殖は頻繁にみられるように思いますので、繁殖させたいなら試してみると良いでしょう。

産卵から1週間程度で孵化するようですが、孵化した後もしばらくは生まれた場所から出ようとはしません。
気が付くとオスが稚魚を守っている姿を見ることができると思います。
ブッシープレコの繁殖
一度の産卵で数十匹は産まれ、産まれてから約1年で繁殖が可能になるようです。
ブッシープレコの稚魚の飼育は簡単だという人もいますが、ヤマトヌマエビに襲われる率が高く餌付けがうまくいかずに餓死してしまうケースも見かけますのでグッピーなどよりは慎重に育てる必要があると思います。